宿泊施設とのビジネスマッチング「コトノムスビ」に出展
― 金彩の“技術提供”という新たな提案 ―
田中金彩工芸は、宿泊施設とのビジネスマッチングイベント「コトノムスビ」に出展いたしました。

本展示では、従来のインテリア製品の制作販売を目的とするのではなく、京友禅金彩の技術そのものを提供する“技術提供型”の出展として参加。宿泊施設や関連事業者様の既存備品・商品に対して金彩加工を施すことで、新たな付加価値を創出する可能性をご提案いたしました。

会場では、役目を終えたジャンク品のジャンベに金彩加工を施し再生した作品や、木製カードケースへの金彩加飾事例などを展示。特に、黒塗り塗装の剥げた部分に金彩を施してリメイクしたサンプルは、多くの来場者の関心を集めました。単なる修復ではなく、「傷や経年変化を価値へと転換する」金彩の可能性をご覧いただきました。
当日は多数の宿泊施設関係者、ものづくり企業、行政関係者の皆様と交流の機会をいただき、具体的な活用方法や導入イメージについて活発な意見交換を行うことができました。また、インバウンド向けの体験型ワークショップの提案も行い、文化体験コンテンツとしての展開可能性についてもご関心をいただきました。

現在、旅行会社様や行政機関より新たな企画提案のお声がけもいただいており、金彩技術の活用フィールドはさらに広がりつつあります。
金彩は単なる装飾技法ではなく、既存資源に新たな価値を吹き込む技術です。廃棄されるはずだった素材や使い込まれた備品に加飾を施し再生する取り組みは、持続可能な社会を目指すSDGsの観点からも意義ある提案となります。
今後も田中金彩工芸は、創業百余年の技術を礎に、現代の社会課題や観光産業のニーズに応える“技術の提案型工房”として、新たな可能性を広げてまいります。